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東京大学 教授 竹内 渉 (環境・災害リモートセンシング)

生産技術研究所 人間・社会系部門 (本務)
総合文化研究科 国際環境学教育機構 (兼務)
工学系研究科 社会基盤学専攻 (課程担当)
工学系研究科 先端学際工学専攻 (課程担当)
ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構 (機構長)
生産技術奨励会 RC-106 空から地表からインフラを診る (代表幹事)

専門分野: 環境・災害リモートセンシング,ワンヘルス・ワンワールド
本研究室では,人間活動によって都市,農地,森林で起こっている環境変動を,空間情報技術を中心に計測・評価する方法論について研究するとともに,システムの開発と社会実装を通じて問題解決に向けた国際的技術協力を実施しています.
人材育成方針
  • 竹のようにしなやかな芯と力強さを兼ね備えた人材の育成
  • 中長期的な展望・俯瞰的視野を持ち,国際的活動・社会貢献のできる人材の育成
  • 五感を通して取得した情報を大切にし,知性と心の機微を捉えることができる人材の育成
研究活動
  • プロジェクト
    • 過去
      • [令和2年4月-令和5年3月] 大気浄化、公衆衛生および持続可能な農業を目指す学際研究:北インドの藁焼きの事例 (研究分担者,代表 林田佐智子,総合地球環境学研究所)
      • [平成29年4月-令和3年3月] リモートセンシング技術を活用した道路土構造物の維持管理の効率化に関する研究開発 (研究分担者,代表 古関潤一,国土交通省 道路技術会議委託事業) (技術研究開発結果・事後評価)
      • [平成30年1月-令和2年3月] 衛星観測データの解析技術等を活用したロシア極東における総合的かつ持続可能な森林情報システムの開発 (研究分担者,代表 松浦陽次郎,農林水産省 国際共同研究パイロット委託事業 (ロシア極東森林劣化共同研究分野))
      • [平成29年4月-令和2年3月] 気象衛星ひまわりを活用した準実時間洪水氾濫検知 (研究代表者,科学研究費補助金 基盤研究(C),課題番号17K06592)
      • [平成27年4月-令和2年3月] ミャンマーの災害対応力強化システムと産学官連携プラットフォームの構築 (研究分担者,代表 目黒 公郎,JICA-JST SATREPS 地球規模課題対応国際科学技術協力事業)
      • [平成26年4月-令和2年3月] 地震が引き起こす深層,浅層地盤内の変形,応力変化の抽出と国土保全への反映 (研究分担者,代表 小長井一男,科学研究費補助金 基盤研究(A),課題番号23246087)
      • [平成27年11月-平成30年3月] 気象衛星ひまわりを利用したアジア太平洋地域の林野火災準実時間火災観測 (研究代表者,文部科学省 地球観測技術等調査研究委託事業)
      • [平成29年4月-平成30年3月] アジア域からの短寿命気候汚染物質(SLCP)放出: 社会との協働による緩和策提示 (研究分担者,代表 林田佐智子,総合地球環境学研究所)
      • [平成23年10月-平成28年3月] 衛星データ等複合利用による東アジアの二酸化炭素、メタン高濃度発生源の特性解析 (研究分担者,代表 今須良一,グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス事業(GRENE))
      • [平成24年4月-平成27年3月] 水田から発生する温室効果ガスの削減技術の開発とその削減ポテンシャルの評価 (研究分担者,代表 八木一行,戦略的国際科学技術協力推進事業,科学技術振興機構(JST))
      • [平成22年4月-平成27年3月] メガシティが地球環境に及ぼすインパクト:そのメカニズム解明と未来可能性に向けた都市圏モデルの提案 (研究分担者,代表 村松伸,総合地球環境学研究所)
      • [平成23年4月-平成26年3月] 地震断層沿いに生じる地盤のラグランジアン変位の抽出と防災対策・国土保全への反映 (研究分担者,代表 小長井一男,科学研究費補助金 基盤研究(A),課題番号23246087)
      • [平成22年4月-平成25年3月] 公共的利益に資する科学技術分野への貢献を目指した全球数値標高モデルの体系的整備 (研究代表者,科学研究費補助金 若手研究(B),課題番号22760384)
      • [平成22年4月-平成23年3月] データ統合・解析システム (DIAS)「地球観測データの科学的・社会的に有用な情報への変換に関する開発研究」(12) 気候−森林監視−水分野連携による二酸化炭素ガス放出モニタリング機能の高度化 (研究分担者,代表 小池俊雄,文部科学省委託事業)
      • [平成21年4月-平成26年3月] インドネシアの泥炭における火災と炭素管理 (研究分担者,代表 大崎 満,JICA-JST SATREPS 地球規模課題対応国際科学技術協力事業)
      • [平成21年4月-平成23年3月] 東アジア・オセアニア地域における農業・牧畜活動の大気環境影響の研究−宇宙からの人間活動ウォッチング− (研究分担者,代表 林田佐智子,総合地球環境学研究所)
      • [平成20年5月-平成23年3月] グローバルな森林炭素監視システムの開発に関する研究 (研究分担者,代表 山形与志樹,環境省地球環境研究総合推進費,課題番号B-81)
      • [平成19年9月-平成22年3月] 国際的流通・移転性を目指した運輸多目的衛星からの環境・ 災害情報基盤処理技術の確立 (研究代表者,科学研究費補助金 特別研究促進費,課題番号19569002)
      • [平成18年4月-平成20年3月] 地球観測データ統合・情報融合基盤技術の開発 (研究分担者,代表 柴崎亮介,文部科学省科学技術振興調整費)
      • [平成16年10月-平成19年3月] 衛星観測・モデル統合によるアジア環境,災害評価システムの構築 (研究分担者,代表 安岡善文,科学技術振興機構(JST))
      • [平成14年4月-平成18年10月] 人間活動を考慮した世界水循環水資源モデル (研究分担者,代表 沖 大幹,科学技術振興機構(JST))
      • [平成15年4月-平成18年3月] 地球水循環インフォマティクスの確立 (研究分担者,代表 小池俊雄,文部科学省科学技術振興調整費)
      • [平成13年4月-平成16年3月] 環境・災害監視のためのアジア衛星観測ネットワークの構築 (研究分担者,代表 安岡善文,科学技術振興機構(JST))
教育活動
  • 空間情報学II (東京大学工学部 社会基盤学科, 科目番号FEN-CE4d03L1, A1学期 月・木曜日 13:00-14:45 本郷キャンパス 工学部1号館 14号講義室)
  • 少人数セミナーI/II (東京大学工学部 社会基盤学科, 科目番号121572, 2/3/4年 夏・冬学期 集中講義@駒場II 生研Bw-602)
    • 2018年夏学期「深層学習を用いた旧版地形図の画像処理と環境変動調査」
    • 2014年夏学期「UAVを用いた写真・動画計測と空間モデリング」
    • 2009年冬学期「天候デリバティブへのリモートセンシング技術の活用を考える」
    • 2009年夏学期「Google sketchupと航空機測量を用いた構造物の3次元モデリング」
    • 2008年冬学期「デジタル写真測量による空間モデリングとデザイン」
  • リモートセンシングE (英語による講義,東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤学専攻, 科目番号3713-089, A1学期 火・金曜日 17:05-18:35@駒場II 生研As-301)
  • 環境計測法II (英語による講義,東京大学 教養学部, 科目番号08D1422, A1学期 火・金曜日 17:05-18:35@駒場II 生研As-301)
  • 他大学での特別講義
    • 北海道大学 地球環境科学院 (日本)
    • 首都大学東京 理学部地理学科 (日本)
    • 金沢工業大学 土木工学科 (日本)
    • 奈良女子大学 理学部情報科学科 (日本)
    • 京都大学 地球環境学堂 (日本)
    • 高知工科大学 土木工学科 (日本)
    • ソウル国立大学校 工学部土木環境工学科 (韓国)
    • 世宗大学校 エネルギー資源・地球システム工学科 (韓国)
    • 蔚山科学技術大学校 都市環境工学科 (韓国)
    • 哈爾濱工科大学 工学部電子情報工学科 (中国)
    • 内蒙古師範大学 理学部地理学科 (中国)
    • 浙江大学 地球環境学科 (中国)
    • 清華大学 都市環境安全センター (中国)
    • 北京師範大学 地理学科 (中国)
    • 中国科学院 南京土壌研究所 (中国)
    • 国立台湾中央大学(NCU) リモートセンシング研究センター(台湾)
    • アジア工科大学院(AIT) リモートセンシング・地理情報学科 (タイ)
    • アジア工科大学院(AIT) 空間情報技術センター(GIC) (タイ)
    • タイ王国宇宙情報技術庁(GISTDA) (タイ)
    • プリンスオブソンクラ大学(PSU) 理学部生物学科 (タイ)
    • スラナリー大学(SUT) 地理空間情報学科 (タイ)
    • タイ王国農業統計局(OAE) (タイ)
    • ベトナム国立大学(VNU) ハノイ校 電子情報学科 (ベトナム)
    • ベトナム国立大学(VNU) ホーチミン校 情報学科 (ベトナム)
    • ベトナム科学院(VAST) 宇宙技術研究所(STI) (ベトナム)
    • ベトナム農務省(MARD) 森林保護局(FPD) (ベトナム)
    • ベトナム農務省(MARD) 森林統計計画局(FIPI) (ベトナム)
    • ベトナム自然環境省(MARD) 気象水文環境局(IMHEN) (ベトナム)
    • ベトナム自然環境省(MONRE) リモートセンシングセンター(RSC) (ベトナム)
    • ヤンゴン工科大学(YTU) 工学部 (ミャンマー)
    • マンダレー工科大学(MTU) 工学部 (ミャンマー)
    • ラオス自然環境省(MONRE) 水資源環境研究所(WREA) (ラオス)
    • ラオス農林水産省(MOAF) 統計情報局(CSI) (ラオス)
    • ラオス農林水産省(MOAF) 森林情報保護局(FIPD) (ラオス)
    • 国際稲研究所(IRRI) (フィリピン)
    • マレーシア農業大学(UPM) 地理学科 (マレーシア)
    • インドネシア農業省 土地資源研究開発センター (ICARLD) (インドネシア)
    • インドネシア技術評価応用庁(BPPT) (インドネシア)
    • バンドン工科大学(ITB) リモートセンシングセンター(RSC) (インドネシア)
    • 国立工科大学(ITENAS) 土木工学科 (インドネシア)
    • ガジャマダ大学(UGM) 地理学科 (インドネシア)
    • インドネシア国立宇宙庁(LAPAN) リモートセンシングセンター(RSC) (インドネシア)
    • バングラデシュ農業研究機構(BARC) (バングラデシュ)
    • バングラデシュ水資源開発局(BWDB) (バングラデシュ)
    • バングラデシュ工科大学 土木工学科(BUET) (バングラデシュ)
    • ウッタルプラデシュ州立リモートセンシングセンター (インド)
    • インド工科大学(IIT)カンプール校 (インド)
    • ビルラ工科大学(BITS Pilani) ピラーニ校 (インド)
    • モラトゥワ大学 都市工学科 (スリランカ)
    • リール第1大学 大気研究所 (フランス)
    • フンボルト大学 地理学科 (ドイツ)
    • ワルシャワ大学 人文地理学科 (ポーランド)
    • ニューハンプシャー大学(UNH) 地球科学研究所 (米国)
    • ボストン大学(BU) 地理学科 (米国)
    • 国立モスクワ大学(MGU) 地理学科 (ロシア)
    • プリモルスカヤ州立農業アカデミー (ロシア)
社会活動
略歴
  • [2021年7月-現在] 国立大学法人 東京大学 ワンヘルス・ワンワールド 連携研究機構 機構長
  • [2018年7月-現在] 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 教授
  • [2017年4月-2019年3月] 内閣府 政策統括官 (科学技術・イノベーション担当) 付 上席調査員 (総合科学技術会議・イノベーション会議事務局 エネルギー・環境担当) (非常勤)
  • [2012年4月-現在] 国立大学法人東京大学 大学院総合文化研究科 附属国際環境学教育機構 (兼務)
  • [2010年7月-2012年6月] 日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センター長 (併任)
  • [2010年6月-2018年7月] 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 准教授
  • [2007年1月-2010年6月] 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 専任講師
  • [2007年1月-2009年7月] 客員講師,アジア工科大学院 (タイ王国)
  • [2007年1月-2007年2月] 短期専門家 (リモートセンシング・GIS),国際協力機構 (JICA), アジア工科大学院 (タイ王国)
  • [2005年4月] 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 特任助手
  • [2004年4月] 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 科学技術振興特任研究員
  • [2004年3月] 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤工学専攻 博士課程 修了 博士 (工学)
  • [2001年3月] 東京大学大学院 工学系研究科 社会基盤工学専攻 修士課程 修了 修士 (工学)
  • [1999年3月] 東京大学工学部 土木工学科 卒業
  • [1995年4月] 東京大学教養学部 理科一類 入学
  • [1994年3月] 石川県立七尾高等学校 理数科 卒業
受賞歴
  • [2023年10月] Green Asia Award, Asian Association on Remote Sensing (AARS)
    • Xuan Truong Trinh and Wataru Takeuchi, 2023. National Scale Seagrass Mapping in Vietnam from 1985 to 2019 Using Landsat Images. Asian Journal of Geoinformatics, 23, 2211011, 1-32.
  • [2023年10月] 日本リモートセンシング学会 令和5年度 論文賞
    • 嶌田 将貴, 竹内 渉, 2022. 衛星データによるソーラーパネル(Photovoltaic cell)検出と浸水・土砂災害リスク評価. 日本リモートセンシング学会誌, 42(1), 51-62.
  • [2021年9月] 国土交通省 令和3年度 新道路技術会議 優秀技術研究開発賞
    • 古関潤一,竹内渉,清田隆,柳浦良行,吉川猛,野口ゆい, 2020. リモートセンシング技術を活用した道路土構造物の維持管理の効率化に関する研究開発
  • [2011年10月] 日本リモートセンシング学会 平成24年度 論文賞
      赤塚慎,大吉慶,竹内渉, 2011. 運輸多目的衛星MTSAT観測による可降水量推定手法の開発. 日本リモートセンシング学会誌, 31(5), 481-489.
  • [2008年11月10日] 日本リモートセンシング学会 平成20年度 学会奨励賞 (学会誌に掲載された受賞の喜びを表す文章)
    • 竹内渉,中野智子,越智士郎,安岡善文 (2008).サブピクセル土地被覆特性解析による西シベリア湿地性森林の火災地回復観測.日本リモートセンシング学会誌, 27(1), 13-23.
  • [2005年6月22日] 日本写真測量学会 平成16年度 学会奨励賞
    • 竹内渉,越智士郎,安岡善文 (2003).MODISとASTERのスペクトル分解による地表面温度分布図の作成.写真測量とリモートセンシング, 42(5), 27-39.
    • 竹内渉,安岡善文 (2004).MODISデータを用いた合成画像作成手法の開発.写真測量とリモートセンシング, 43(5), 36-48.
    • 竹内渉,安岡善文 (2005).衛星リモートセンシングデータを用いた正規化植生,土壌,水指数の開発.写真測量とリモートセンシング, 43(6), 7-19.
    • 竹内渉,安岡善文 (2005).MODISデータを用いた東アジアの水田面積比率分布図の作成.写真測量とリモートセンシング, 43(6), 20-33.
  • [2002年11月15日] 日本写真測量学会 平成14年度 優秀発表賞
    • 竹内渉,越智士郎,安岡善文 (2002).衛星データを用いた東南アジア水田マップ作成のためのアルゴリズム開発. 日本写真測量学会 平成14年度秋季学術講演会:大阪工大摂南大学(大阪府大阪市), 2002/11/14.
  • [2001年6月22日] 日本写真測量学会 平成13年度 優秀発表賞
    • 竹内渉,田村正行,越智士郎,安岡善文 (2001).NOAA/AVHRRとSPOT/HRVのスケーリングによる西シベリア湿原からのメタン発生量の推定. 日本写真測量学会 平成13年度年次学術講演会:東京ビックサイト(東京都江東区), 2001/06/22.
  • [2001年3月20日] 武田先端知財団 武田奨学賞 環境系応用分野
  • [2001年2月28日] 計測自動制御学会 平成13年度 論文奨励賞
    • 竹内渉,田村正行,安岡善文 (2001).NOAA/AVHRRとSPOT/HRVのスケーリングによる西シベリア湿原からのメタン発生量の推定
  • [1995年5月1日] 加越能育英社 畠山奨学金
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Last Update: November 20 2024 16:02:56 JST